この記事では、夏にホームベーカリーの予約機能で牛乳を使いたい時の対処法をお伝えしたいと思います。
パン作りに牛乳を使うレシピは多いですよね。
レシピに牛乳があったら夏はどうしたら良いですか?
牛乳は冷蔵庫に入れておくのが原則ですから、夏に数時間もホームベーカリーの中に放置はできないかも・・・。
どうしたらよいの?と悩みますよね。
パン作り歴27年パン教室を主宰して17年の講師の私が、夏にホームベカリーの予約機能で牛乳を使いたい時の対処法についてご紹介します。
お急ぎの方はまとめの段落をご覧くださいね。
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夏にホームベーカリーの予約機能で牛乳を使えるか?
結論から申し上げると、夏にホームベーカリーの予約機能で牛乳は使えません。
未開封の牛乳でも常温保存が可能なのは最大でも半日と言われています。
せめてお買い物の間くらいだったら常温OK、の認識でいると良いのかなと個人的には考えています。
そして開封後の牛乳は空気中の菌が入りやすく腐敗しやすいので、常温の保存は不可です。
じゃあレシピに「牛乳」と書いてあったらどうすればいいんですか?
全く同じ味になるというわけにはいきませんが、牛乳の代替品はありますのでそちらに替えましょう。
夏にホームベーカリーの予約機能で牛乳を使いたいときの代替品
夏にホームベーカリーの予約機能で牛乳を使いたいときはスキムミルクと水を代替品として使うのが最善の方法です。
スキムミルク、って何なんですか?
スキムミルクとは牛乳から脂肪分と水分を取り除き粉末状にした「脱脂粉乳」を言います。
スキムミルクを代替品として作ったパンは牛乳で作ったパンより若干ミルキーさに欠けるかもしれませんが、仕上がりはさほど変わりません。
食べ比べないとわからないと思いますよ
ただ牛乳をスキムミルクに置き換える時は、水分量が変わってきますので注意が必要です。
スキムミルクと水の分量の計算方法
夏にホームベーカリーの予約機能で牛乳を使いたいときに、代替品に置き換える場合の計算式についてご説明しますね。
牛乳の代わりに使うスキムミルクと水の分量の計算方法は次の通りです。
計算方法は次の通りになります。
水とスキムミルクを計算する算式
夏にホームベーカリーの予約機能を使うときに牛乳を水とスキムミルクに置き換える場合、水分量とスキムミルクの重さを計算し直す必要があります。
次の算式で計算したものが、牛乳を水とスキムミルクに置き換えたときの水とスキムミルクの重さです。
水(g) = レシピの牛乳の重さ(g)×90%
スキムミルク(g) = レシピの牛乳の重さ(g)×10%
具体例
夏にホームベーカリーの予約機能を使うときに牛乳を水とスキムミルクに置き換える場合の具体例をご紹介します。
例えば次のようなレシピの配合に対して、牛乳に置き換える水とスキムミルクの重さを具体的に計算してみましょう。
強力粉 | 200g |
塩 | 4g |
砂糖 | 15g |
イースト | 2g |
牛乳 | 100g |
水 | 40g |
上記のケースで牛乳100gを水とスキムミルクに置き換える計算式を当てはめてみると
水=牛乳100g×90%=90g
スキムミルク=牛乳100g ×10%=10g
よって牛乳100gは水90gとスキムミルク10gに置き換えられます。
ここで忘れてはいけないのは元々ある水の40gで、これは算出した水90gとは別に必要ですよ。
意外と忘れがちです
計算式の根拠
夏にホームベーカリーの予約機能を使うときに牛乳を水とスキムミルクに置き換える場合の計算式の根拠についてご説明しますね。
根拠をお知りになりたい方だけお読みくださいね
牛乳の成分表を見ると、厳密には牛乳の無脂乳固形分(8.3%)と乳脂肪分(3.5%)を除いた部分88.2%が水です。
でも88.2%では計算しずらいので便宜上、牛乳の90%が水とします。
またスキムミルクには乳脂肪分は入っていないので厳密には牛乳の8.3%がスキムミルクです。
こちらも計算しずらいので、便宜上牛乳の10%がスキムミルク、として計算します。
よって次の計算式が成り立つのです。
- 水(g) = レシピの牛乳の重さ(g)×90%
- スキムミルク(g) = レシピの牛乳の重さ(g)×10%
夏の牛乳はスキムミルクと水に代替可
夏にホームベーカリーの予約機能で牛乳を使いたい時の対処法についてご紹介してきました。
衛生上の観点から牛乳は使えませんので、スキムミルクと水を代替品として使うのがよいですね。
その場合は水分量とスキムミルクの量を算出する必要があり次の計算式から求めます。
牛乳のところはレシピに記載されている牛乳の重さ(g)を入れて下さいね。
水 = 牛乳×90%
スキムミルク = 牛乳×10%
この計算式で求めた水とスキムミルクを牛乳の代替として使います。
水を計量する時に、もともとレシピに掲載されている水も計量するのを忘れがちなので気を付けましょう。
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