【講師が解説】パン作りでレーズンを入れるベストなタイミング

ご家庭でパンを作る時、レーズンやナッツなどを入れたパンも作ってみたいですよね。

YUKAさん
YUKAさん

レーズンを入れたいんですけどタイミングがわかりません

そうですよね、一体どのタイミングでレーズンなどを入れるべきか迷って当然です。

レーズンを入れるタイミングは2回あります

まりな先生
まりな先生

私はパンの種類によって2回のタイミングを使い分けているのです。

パン作り歴27年、パン教室を主宰して17年の講師の私がレーズン等を入れるタイミングについてわかりやすくご説明しますね。

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目次

パン作りでレーズンを入れるタイミングは2回

レーズンカンパーニュ

パン作りでレーズンやナッツなどをパン生地に混ぜ込むタイミングは次の2回です。

レーズンを入れるタイミング
  • パンのこね終わり2分前
  • パンを成形する時
YUKAさん
YUKAさん

どっちがいいですか?

私は、パンの種類によってレーズンを入れるタイミングを変えています

レーズン食パンレーズンカンパーニュのように成形がシンプルなパンを作る時はこね終わりの2分前に入れ、多くの場合はこちらのタイミングでレーズンを入れています。

一方、レーズン入りのシナモンロールのように凝った成形のパンを作る時は成形の時に入れ、比率的にはこのタイミングでレーズンを入れるパターンはぐっと少いです。

タイミングによって入れ方もメリットデメリットも違いますよ

まりな先生
まりな先生

ではその2回のレーズンを入れるタイミングについて詳しくご説明しますね。

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パンのこね終わり2分前にレーズンを入れる方法

レーズン食パン

レーズンを入れるタイミングの一つ目はパンのこね終わり2分前です。

パンこね機やホームベーカリーによってはこのタイミングをブザーなどでお知らせしてくれるものがあります。

メリットとデメリット

パンのこね終わり2分前にレーズンを入れる場合のメリット・デメリットは次の通りです。

パンのこね終わり2分前にレーズンを入れる場合のメリットとデメリット
  • メリット
    レーズンの果肉の一部がパン生地に混ざりパンがより美味しくなる
  • デメリット
    工夫をしないとレーズンがパン生地に均等に散らばらない
YUKAさん
YUKAさん

レーズンの入れ方でパンの味が違うんですか?

このタイミングでレーズンを入れると、レーズンを入れてから2分間はパン生地をこねるのでレーズンの皮が一部破れて果肉がパン生地に混ざっていくものがあるのです。

それによってパン生地にレーズンの旨味が移り、驚くほど美味しくなりますよ。

なので、私は特別な場合を除いて多くの場合この「パンのこね終わり2分前」のタイミングでレーズンを入れているのです。

レーズンの入れ方

パンのこね終わり2分前にレーズンを入れる場合、こね機に無造作にレーズンを入れたのでは一か所にレーズンが固まってしまいパン生地に均等にレーズンが散らばるのが難しいです。

なので私はこね機の動きを止め、パン生地の何ヶ所かにハサミで切り込みを入れ、できるだけ均等にレーズンをパン生地の上にちりばめてこね機を再度回しています。

YUKAさん
YUKAさん

ハサミでパン生地を切るんですか!?

そうしないとパン生地の表面の上だけを滑るように回るだけのレーズンが多く、均等に混ざりません。

手でパン生地を引きちぎるのは手間がかかりますし、何よりもパン生地に負荷がかかりすぎるのでハサミを使うことでパン生地にストレスなく切り込みを入れられます。

そしてそのパン生地にハサミで入れた切り込みの深いところにレーズンが入り込むことでパン生地の全体にレーズンが散らばるのです。

大量にレーズンパンを作る時は更にもう一工夫が必要です

まりな先生
まりな先生

少量のパン生地でしたら比較的レーズンは散らばりやすいですが、パン生地が多いときはレーズンも多く入れたレーズンが偏りやすくなります。

その時は一度こね台にパン生地を取り出し、こね台の上でレーズンをパン生地全体に散らばるように手で軽くまとめてから再びこね機に入れて回すと均等に混ざりやすいです。

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成形の時にレーズンを入れる方法

パン作りで丁寧な暮らしを楽しむ
シナモンレーズンロール

レーズンを入れるタイミングの二つ目は成形の時です。

私はレーズン入りのシナモンロールのように、四角く伸ばしたパン生地にレーズンを敷き詰めて巻き込む成形をする場合は、成形時にレーズンを入れ込みます。

メリットとデメリット

成形時にレーズンを入れる場合のメリットデメリットは次の通りです。

成形時にレーズンを入れるメリットとデメリット
  • メリット
    レーズンが渦巻き状に見えて見た目のインパクトがあり見栄えが良い
  • デメリット
    レーズンをせっかく入れてもパン生地とは独立している感があり、旨味を感じるほどの美味しさはない

レーズンの入れ方

レーズンを成形の時に入れ込む場合、渦巻きを見せたい時はパン生地に散りばめて巻き込みます。

渦巻きにこだわらず、均一に入れたい時はレーズンを数回に分けて分散させながら入れていくと良いですね。

パン生地を折りたたむ都度少しずつレーズンをいれていくと均一にちりばめられます

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レーズンを入れるタイミングはパンに応じて変える

パン作りでレーズンを入れるタイミングについて説明してきました。

そのタイミングはパンの種類の応じて2通りあり、次の通りです。

レーズンを入れるタイミングパンの種類の例メリットデメリット
パンのこね終わり2分前レーズン食パン
レーズンカンパーニュ
レーズンの果肉の一部がパン生地に混ざりパンがより美味しくなる工夫をしないとレーズンがパン生地に均等に散らばらない
パンを成形する時レーズン入りのシナモンロールレーズンが渦巻き状に見えて見た目のインパクトがあり見栄えが良いレーズンをせっかく入れてもパン生地とは独立している感があり、旨味を感じるほどの美味しさはない

いずれも一長一短がありますがそれぞれにふさわしいタイミングですので、これからのパン作りの参考にしてくださいね。

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