本記事では、パン作りの道具の一つであるめん棒をどのようなものを選んでよいか迷っている方のためにめん棒の選び方についてお伝えいたします。
また、パン作り初心者の方のためにおすすめの5種類のめん棒を選んでみました。
めん棒で伸ばすものはパン生地の他に麺類、パイ、クッキーなどがありめん棒も多種多様です
また、機能性を重視するよりも見た目がおしゃれなめん棒を探している方もいらっしゃるでしょう。
ご自身にとって最適なめん棒を選んでパン作りをより楽しい時間としてくださいね。
今回パン作り初心者の方のために5種類のめん棒を選びましたがまずはイチオシをご紹介します。
タイガークラウンの樹脂製のめん棒が一番のおすすめです。
その主な理由は次の通りになります。
- めん棒の表面に凹凸があってパン生地がくっつきにくい
- 樹脂製なのでお手入れが簡単
- 日本製でリーズナブル
ただ白色に近い樹脂製なので経年変化で色が黄ばんでくるかもしれない心配はあります。
また実用性は申し分ないのですがお洒落さに欠けるかもしれません。
これらを加味しても今のところタイガークラウンのガス抜きめん棒が私の一番のおすすめです。
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パン作り初心者のためのめん棒の選び方
パン作り初心者の方がめん棒を選ぶときのポイントはいくつかあり、これらを総合的に考慮してご自身にあっためん棒を選ぶのが良いと思います。
めん棒を選ぶときのポイントは次の通りです。
めん棒を選ぶポイントは次の通りです。
材質
材質によってパン生地がくっつきにくいものがありますよ
また材質ごとにお手入れ方法にはかなり差があります。
めん棒には様々な材質があり、主に次の通りです。
めん棒の材質は次の通りです。
樹脂製
樹脂製のめん棒は表面に凹凸を施しているものがほとんどです。
だからパン生地がめん棒にくっつきにくいんですよ
ご飯の「おしゃもじ」と同じね!
また水洗いしたあとは拭けばOkなのでお手入れは簡単にできます。
めん棒の材質は色々ありますが、パン作り初心者の方には樹脂製がおすすめです。
木製
木製のめん棒は質感がお洒落ですが、パン生地がくっつきやすく打ち粉を必ず使わないとなりません。
使用後は洗ったあとよく乾かさないとカビが出たり歪みが出たりします。
また逆に乾燥しすぎるとひびが入ったり割れたりするのでオイルを塗る必要な木材もあります。
木製はお手入れが大変かあ・・・
ステンレス製
ステンレス製のめん棒は木製ほどはくっつかないですが、樹脂製やシリコン製よりはくっつきやすいです。
打ち粉をしても表面に粉が留まりにくいので私は表面にショートニングのような油脂を塗ってから使います。
お手入れは簡単なんだけど、物干しざおみたいなデザインがちょっと・・・
また、ステンレスの特性として熱伝導が良いことがあります。
冷蔵庫で冷やしたステンレスのめん棒を使うとバターが多いクロワッサンやデニッシュを作るときにバターが溶けにくく便利です。
シリコン製
シリコン製のめん棒は表面には凹凸はありませんがシリコンには「非粘着性」という特性がありますので、パン生地はくっつきにくいです。
お手入れは簡単でシリコンは水をはじきますからさっと洗ったあと乾かすのも時間がかかりません。
ただ両脇に木製の持ち手があるものは木製の部分はよく乾燥させる必要があると思います。
シリコン製はカラフルでかわいい!
長さ
めん棒の長さは色々ありますが、パン作りのために作られためん棒は長いめん棒(40㎝前後)と短いめん棒(25㎝前後)が多いです。
パン作り初心者の方には長いめん棒をおすすめします。
大は小を兼ねますからね
めん棒の長さは、伸ばすパン生地の大きさによって変えましょう。
長いめん棒と短いめん棒の使い分けの目安は以下の通りになります。
- 長い(40㎝前後)めん棒・・・大きい分割(目安100g~)のパンを伸ばすとき
- 短い(25㎝前後)めん棒・・・小さい分割(目安100g以下)のパン生地を伸ばすとき
大きいパン生地を短いめん棒で伸ばすと、何度もめん棒を掛ける必要があります。
そのことでパン生地を伸ばすのが不均衡になったりあるいは生地が傷んだりするのです。
パンが小さいのにめん棒が長いと小回りが利かないからやりにくいし・・
従って大きいパンには長いめん棒小さいパンには短いめん棒を使うのがベストです。
いずれは長短両方のめん棒を揃えるのが望ましいでしょう。
重さ
めん棒は材質によって重さが変わってきます。
パンつくりのためのめん棒は、初心者の方には軽いほうが使いやすいです。
商品によっても重さは変わりますが、材質で判断すると軽い順番に次の通りです。
材質 | 重さ | |
1 | 樹脂製 | 120g (37.0㎝) |
2 | シリコン製 | 160g (30.0㎝) |
3 | 木製めん棒 | 215g (35.0㎝) |
4 | ステンレス製 | 320g (45.0㎝) |
めん棒の中には大理石のように1㎏以上のものもあります。
けれど重すぎるめん棒は使っていて疲れますし、パン生地を潰してしまうことになりかねません。
デザイン
めん棒のデザインは大きく分けて次の2種類です。
それぞれのメリットデメリットを理解したうえで、ご自身の好みを合わせどちらにするかを決めるのが良いと思います。
めん棒のデザインは次の種類があります。
ローラー式
ローラー式めん棒は両脇に持ち手がついていて「西洋式めん棒」とも呼ばれます。
そのメリットデメリットは次の通りです。
- メリット
- 見た目がおしゃれ
- パン生地を均一に伸ばしやすい
- デメリット
- 伸ばす厚みの微調整をしにくい
- 商品によって水洗いできないものがある(ローラの内部に水が入るため)
ローラー式の方が「バエる」から私はローラー式が好きかな~
日本式
「日本式めん棒」は一本の棒からできています。
日本式めん棒のメリットデメリットは次の通りです。
- メリット
- パン生地を伸ばすときに厚みの微調整をしやすい
- 一本の棒なので洗いやすい
- デメリット
- デザイン性に乏しい
ローラ式と日本式を比較すると、機能面からは微調整がきく日本式のほうがパン作りには便利だと思います。
デザイン面を重視する方はローラー式のほうがおしゃれに見えるかもしれません。
私はパン作りには日本製、パンの写真の小道具にはローラー式です
原産国
道具をそろえる時に原産国が気になる方もいらっしゃるでしょう。
個人の好みに別れますが、国産にこだわりたい方や特にこだわりが無い方等いろいろかと思います。
パン作り初心者におすすめのめん棒5選
パン作りにふさわしいめん棒はたくさんありますが、その中から5種類のおすすめをご紹介します。
パン作りのめん棒のおすすめ5選は次の通りです。
タイガークラウンのガス抜きめん棒
パン作り初心者におすすめのめん棒の一つ目はタイガークラウンのガス抜きめん棒です。
タイガークラウンのガス抜きめん棒のスペックは次の通りになります。
- 材質・・・ABS樹脂製
- サイズ
長いめん棒・・・長さ37.5cm、直径3.4cm 、重さ120g
短いめん棒・・・長さ25.0cm、 直径3.4cm 、重さ85g - デザイン・・・日本式
- 原産国・・・日本
タイガークラウンのケーキランドのガス抜きめん棒は、日本製の白いめん棒がいい!という方におすすめします。
他社よりお安い価格も魅力ですね。
このめん棒の表面に凹凸があります。
そのためパンのガスを適度に抜くことができまたパン生地がくっつきにくいです。
経年変化で少し黄ばんでくかもしれませんが白は清潔感がありますね。
クオカのガス抜きめん棒
パン作り初心者におすすめのめん棒の二つ目はクオカのガス抜きめん棒です。
クオカのガス抜きめん棒のスペックは次の通りになります。
- 材質・・・ABS樹脂製
- サイズ
長いめん棒・・・37.5㎝ 直径3.4㎝ 重さ不明
短いめん棒・・・25.0㎝ 直径3.4㎝ 重さ不明 - デザイン・・・日本式
- 原産国・・・日本
クオカのガス抜きめん棒は、日本製の茶色いめん棒がいいという方におすすめです。
スペックはタイガークラウンとほぼ同じで、表面に凹凸もあります。
タイガークラウンより数十円お高いのね
クオカのガス抜きめん棒の特徴は、このチョコレートブラウンのお色です。
同じチョコレートブラウンの色のスケッパー(ポリプロピレン製)もあります。
コッタオリジナルのガス抜きめん棒
パン作り初心者におすすめのめん棒の三つ目はコッタのガス抜きめん棒です。
コッタオリジナルのガス抜きめん棒のスペックは次の通りです。
- 材質…ABS樹脂
- サイズ
長いめん棒・・・37.5㎝ 直径3.4㎝ 重さ120g
短いめん棒・・・25.0㎝ 直径3.4㎝ 重さ80g - デザイン・・・日本式
- 原産国…中国
コッタオリジナルのガス抜きめん棒は、白一色よりピンクがポイントにあるほうが良いという方におすすめです。
コッタオリジナルのガス抜きめん棒のスペックはタイガークラウンやクオカとほぼ同じになります。
表面に凹凸があるのも同じです。
でもコッタは中国製なんですよね
まりな先生、古いわ~
先端と同じピンク色のスケッパー(ポリプロピレン製)があるので揃えると可愛いですね。
経年変化で少し黄ばんでくるかもしれません。
スーパーキッチンのローラー式めん棒
パン作り初心者におすすめのめん棒の四つ目はスーパーキッチンのローラー式めん棒です。
スーパーキッチンのローラー式めん棒のスペックは次の通りになります。
- 材質・・・木製(ケヤキ)
- サイズ
長さ44㎝、ローラー部分24.3㎝、直径5.6㎝
重さ約700g - デザイン・・・ローラー式
- 原産国・・・不明
スーパーキッチンのローラー式めん棒は、厚みを均一にできるガイドのあるローラ式が欲しい方におすすめします。
表面に凹凸が無いのでクッキーやパイを作るときにとても便利です。
ただ木製だからくっつきやすいですよ
ローラー式めん棒は水洗いを推奨しないメーカーも有りますが、こちらは水洗い可能です。
ジェネラルオリーブウッドのオリーブの木のめん棒
パン作り初心者におすすめのめん棒の五つ目はジェネラルオリーブウッドのオリーブの木のめん棒です。
ジェネラルオリーブウッドのオリーブの木のめん棒のスペックは次の通りになります。
- 材質・・・木製(オリーブの木)
- サイズ(個体差あり)
長さ:約42.0㎝~43.0㎝(ハンドル含む)
ハンドル:約7.0㎝~7.5㎝/直径:約5.0㎝
重さ約650g - デザイン・・・日本式
- 原産国・・・チュニジア
ジェネラルオリーブウッドのオリーブの木のめん棒は、手入れが大変だけどビジュアルを重視したい、という方におすすめです。
オリーブの天然木は木目が本当にお洒落でキッチンにオリーブの木の道具があるとテンションが上がりますね。
くっつきやすいしお手入れも大変ですよ
原産国がチュニジアで、ものによってはワイルドで粗い作りのものもあるようです。
ビジュアル重視の私はそれでもこれがいいかな~
パン作り初心者にイチオシのめん棒
めん棒と呼ばれるものは世の中にたくさんありますが、パン作り初心者の方にふさわしいめん棒はいろいろな条件があると思います。
機能性を重視するのかビジュアルを重視するか等で選択は変わってきますが、私のイチオシはタイガークラウンのガス抜きめん棒です。
こちらは機能性重視なので、まだパン作りに慣れていない初心者の方が基本を身につけるには最適だと思います。
ご自身にあっためん棒を選んで楽しいパン作りのひと時を楽しみましょう。
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