こちらはパンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因と対処法についてご紹介する記事です。
パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりするというお悩みはよくあります。
その原因は様々ですが、最も可能性が高いのはオーブン庫内の温度の問題です。

オーブンの温度設定はレシピ通りにしました!
そうなんですよね、レシピ通りにオーブンの温度設定したのにうまくいかない、そこが難しいところです。
パン作り歴27年パン教室を主宰して17年の私がパンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因と対処法についてわかりやすくお伝えしますね。
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パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする主な原因は次の通りです。
パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする主な原因は次の通りです。
オーブンの庫内温度の問題

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因の一つ目はオーブンの庫内温度の問題で、その問題と解決策は次の通りです。
オーブンの庫内温度が不適切
たとえばレシピ通りの180℃設定で予熱をしてもオーブンには固体差があるので、実際のオーブン庫内の温度が必ずしも180℃になるとは限りません。
特にガスオーブンと電気オーブンの差は顕著で同じ180℃の予熱でも、ガスオーブンの実際の温度は180℃、電気オーブンの実際の温度は160℃、とはよくあります。
もし、オーブン専用の温度計をお持ちでしたら一度計ってみると良いですね。
レシピ通りに焼いたのにパンが焦げたり色付きが悪い場合のオーブンは、次のような状態と考えられます。
- 焦げた場合:自宅のオーブンの温度が高すぎる
- 焼き色が付かない場合:自宅のオーブンの温度が低すぎる

先生のオーブンの180℃と私のオーブンの180℃が違うってありえないでしょ!?
YUKAさん、オーブンってそういうもんなんですよ

従ってレシピ通りの温度設定でパンを焼成するのではなく、自宅のオーブンの温度を適切に調整しなければならないのです。
オーブンの庫内温度を適切にする
ここで問題になるのはどうやって自宅オーブンの温度を適切に設定するか、です。
正確には「焼減率」を計算してそのオーブンの特性を知り、何度で焼けばちょうどよい具合になるのかを把握します。

大変そう・・・
そう感じますよね。
焼減率は一度計算すればご自宅のオーブンの癖のようなものがわかるので、こちらの記事を参考に↓お時間の有る時に計算してみましょう。

ここではYUKAさんのために応急措置をお伝えしますね

次回焼くときはオーブンの設定温度を次のように調整してください。
- 焼き色が付かなった→次回は焼成の時間はレシピ通りで焼成温度を10℃上げる
- 焦げてしまった→次回は焼成時間レシピ通りで焼成温度を10℃下げる
オーブンの温度を10℃変えてもまだダメな場合は次はまた更に10℃調整して、パンがちょうどよい焼き色になる温度を探してみましょう。
この時大切なのは、レシピの焼き時間は変えてはいけないという点です。
レシピの焼成時間を変えると、水分が飛び過ぎてパンがパサパサになったり、逆に生焼きになったりします。
焼減率を計算するのがベストな方法ですが、それをしない場合はレシピの焼き時間は変えずに温度を10℃ずつ変えながら経験を積んで自宅オーブンのベストな温度を探しましょう。
材料の計量ミス

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因の二つ目は、材料の計量ミスです。
特に砂糖を間違えると焼き色がかなり違います

砂糖を多く入れてしまった場合は焦げやすくなりますし、逆に砂糖を少なくすると焼き色が薄くなってしまうのです。
また塩やスキムミルクを入れ忘れたパンは焼き色が薄くなります。
このように材料に計量ミスがあるとパンの焼き色は大きく変わってしまうのです。
計量は正しく行うようにしてくださいね。
パン作りの計量方法についてはこちらをご覧ください。

パンの具材の水分

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因の三つ目は、パンの具材の水分です。
パンの中にジャムや餡、カレーなどを包み込むときにそれら具材の水分が多すぎるとその水分がパン生地に吸収されて生焼けっぽくなり焼き色が付かない場合があります。
具材の水分は多すぎないように気を付けましょう。
発酵の失敗

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因の四つ目は、発酵の失敗です。
特にパンが過発酵となってしまった場合は焼いたときにパンに焼き色が付きにくいのです。

過発酵だとなぜ色が付きにくいんですか?
過発酵のパンは発酵の栄養となる糖分を使い切ってしまうので焼き色がつきにくくなります。
また発酵不足の場合は、発酵の栄養の糖を使いきれずに残っているので焼き色が濃くなりやすいです。
発酵は適切にしましょう。
発酵の方法についてはこちらの記事でご紹介をしています。


天板に置くパンの個数

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因の五つ目は、天板に置くパンの個数です。
天板に置くパンの個数が多過ぎると火通りが悪く、特にパンのサイドに色が付きにくくなります。

天板の大きさに対して適切な個数のパンを乗せて下さいね。
卵の塗り方

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりする原因の六つ目は、卵の塗り方です。
パンに卵を塗ってからパンを焼くとパンはこんがりと良い焼き色が付き艶が出ます。
このとき卵を塗る分量が多すぎるとパンは焦げやすいです。
逆に卵の分量が少なかったり塗るのを忘れると色付きが悪くなります。

卵ってどれくらい塗ればいいんですか?
卵を塗るときはまずハケを卵液に浸し、ハケの表面だけでなく内部にも卵液をたっぷり浸潤させます。

そして卵液を十分吸わせた後は、ハケを容器の淵に何度かこすりつけて余分な卵液を落としてからパンに塗るようにしましょう。

卵液が滴るようでは卵液が多すぎます

卵液が多すぎると焼き色にムラも出やすいので、卵液は適量を塗りましょう。
上手く焼けなかった時の対処法

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかったり焦げたりしたときの対処法は次の通りです。
レシピ通りに焼いたのに上手く焼けなかった時の対処法は次の通りになります。
焦げた場合の対処法

レシピ通りの温度と時間でパンを焼いたにもかかわらず焦げ過ぎた場合は、小麦粉に火が通っているのでパンを食べることができます。
ただ焦げているので風味が悪くちょっと苦く感じるかもしれませんね。

焦げたパンはパサついて食べるのつらいわ~

そんな時はフレンチトーストにするとおいいしいですよ。
卵と牛乳の液に浸しますのでしっとりとします。
焼き色が付かないの場合の対処法

パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色が付かなかった場合は、小麦粉に火が通っていない可能性があるため注意が必要です。
焼き色がついていなくても小麦粉に火が通っているパンはそのまま食べることができます。
一方、小麦粉に火が通っていない生焼けのパンはそのまま食べることはできません。
おなかを壊しますよ💦

まずは生焼けかどうかを判断してから対処法を施しましょう。

パンがちゃんと焼けたかどうかの判定は「焼減率」を計算すると正確な判断ができます。

計算は大変そう・・・
焼減率を計算しない場合は、見た目で判断する方法もありますよ。
パンがちゃんと焼けているかを判断するのは次の2回のタイミングがあり、次の通りです。
パンが生焼けかの判断基準と生焼けの時の対処法は次の通りです。
オーブンから出した直後

レシピ通りの温度と時間でパンを焼き上げ、オーブンの扉を開けてパンを見た瞬間に「あら?焼き色が薄い?」と思う瞬間があるかと思います。
オーブンからパンを出した直後の判断基準と対処法は次の通りです。
判断基準
その時は綺麗な軍手をはめてパンを一つ取り出して、オーブンの熱が逃げないようにオーブンの扉を閉めて、パンの底面をご覧ください。
焼き色がきれいについていればOKですよ

逆に白っぽかったら生焼けの可能が大きいと思います。

↑ パンの底面:左が生焼けの状態、右が適正に焼けている状態
まだ熱いパンは、カットすると断面がべちゃっと糊のようにつぶれてしまうのでカットして中を確認できません。
従ってそんな時はパンの底面を見て焼け具合をチェックするのです。
対処法
オーブンから出した直後のパンの裏面を見て白っぽく生焼けと判断したら、即座にオーブンに戻して焼成時間を延長しましょう。

焼き時間はどれくらい伸ばして大丈夫ですか?
小型パンでしたら2分以内、大型パンでしたら7分以内にしましょう。
焼成する時間が長すぎると、水分が飛び過ぎてパンがパサついてしまいます。
次回以降は焼き時間を延長することなくちゃんと焼き上がるように焼成温度を上げてくださいね。
粗熱が取れた後

オーブンから出して時間が経ち粗熱が取れたパンが生焼けなのではないか?と心配になることも有ると思います。
判断基準
そのときはそのパンをよく切れるナイフでカットしてみましょう。
パンに熱が残った状態で切ると、生焼けでなくてもカットした断面が糊状になってしまうのでカットするタイミングに気をつけてくださいね。

ナイフにカットした面が張り付いてくるし
断面に触るとベタベタです
YUKAさんそれは生焼けだわ

生焼けのパンはカットした断面の一番下の部分に色がついておらず透明感があり、カットした面もベタベタしていて糊状によれた部分もあります。
これに対し適正に焼けているパンは、底面にも色がついていてカット面はきめが整って綺麗に切れるのです。

粗熱が取れたパンが生焼けだった場合は、この段階でオーブンに戻して焼き直しても上手くいきません。
他の方法でパンに完全に火を通してから食べましょう。
そのまま食べてはお腹をこわしてしまう可能性があるからです。
対処法
粗熱が取れたパンが生焼けだった場合の対処法は次の通りになります。
- フレンチトーストにする
- ラスクにする
- 揚げパンにする
粗熱が取れたパンが生焼けとわかったときはそのまま食べてはだめですよ。
再びオーブンに戻し入れても上手く焼けませんので、上記の方法で工夫して美味しく召し上がってくださいね。
原因を一つずつクリアして美味しいパンを焼きましょう
パンをレシピ通りに焼いたのに焼き色がつなかったり焦げたりする・・とはよく耳にするお悩みです。
自宅のオーブンの温度が適切ではないのが可能性としては一番高いですが、他の原因も考えられます。
原因を一つずつクリアしてちょうどよい焼き色のパンを焼きましょう。
焦げてしまったパンはパサついているとは思いますが食べられます。
でも生焼けになったパンはそのまま食べるとおなかを壊してしまう可能性があるので、フレンチトーストやラスク、揚げパンなどにして完璧に火を通してから召し上がってくださいね。
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