ホームベーカリーで作る焼きたての食パンは美味しいですけど毎回同じでは飽きてしまうので、たまにはフランスパンも作ってみたいですよね。
ホームベーカリーの中にはフランスパンが作れるものがあります。
ホームベーカリーであの長いバゲットはさすがに焼けないでしょう?
そうですね。ホームベーカリーで焼成まで自動で焼けるのは食パン型のフランスパンになります。
もし上の写真のようなフランスパンを焼きたいときはこねと発酵をホームベーカリーに任せて、パン生地を取り出して成形はご自身でしましょう。
パン作り歴26年、自宅でパン教室を開講して16年の私がフランスパンも作れるホームベーカリーをご紹介しますね。
フランスパンも作れるホームベーカリーの私のイチオシはパナソニックホームベーカリーSD-MDX4になります。
こちらのホームベーカリーにはフランスパンコースがあるので簡単に食パン型のフランスパンが作れるのです。
また、ハード生地作りのコースもあるので、噛み応えのあるフランスパンのようなパン生地をホームベーカリーで簡単に作れます。
低温長時間発酵のコースはありませんが、そこまで発酵にこだわらない方には良いのではないでしょうか。
また、イーストの自動投入機能・マニュアル機能もあってホームベカリーとして欲しい機能がすべてそろっているのでパナソニックホームベーカリーSD-MDX4がイチオシです。
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フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方は次の6項目です。
これらはフランスパンを作るときにすべて関係する項目です。
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方は次の通りです。
フランスパンコース
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方の一つ目はフランスパンコースの有無です。
このコースがあれば食パン型のフランスパンを簡単に焼けます
外皮を固いハード系のパンにするために、フランスパンコースは他のコースと比べて次のような違いがあります。
- こね時間が短い
- 発酵温度が低い
- 発酵時間が短い
フランスパンコースが無いと食パン型のフランスパンは作れないんですか?
作れないことはないですよ。
でも、こね時間・発酵時間・発酵温度をフランスパンにとって適正なものに調整するのは難しく、手間がかかるのです。
よって、フランスパンも焼けるホームベーカリーを選ぶときはフランスパンコースのあるものを選びましょう。
ハード生地作りコース
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方の二つ目はハード生地作りコースの有無です。
ハード生地作りコースでは、ホームベーカリーが自動でハード系のパンに最適なこね時間、発酵の温度と時間を設定をしてパン生地を作ってくれます。
このコースがあると、より本格的なハードパンの生地が作れるので外皮はバリっとして中身は引きの強いとても美味しいハードパンになるんですよ。
ハード生地作りに最適な温度設定をするのはとても難しいです
でも、それをホームベーカリーがやってくれるので一次発酵後はホームベーカリーからパン生地を取り出して、成形と二次発酵をすれば良いので簡単にハード系のパンが作れます。
本格的なフランスパンを作りたいときはハード生地作りコース、ってことね!
フランスパンも焼けるホームベーカリーを選ぶときは、ハード生地作りコースがあるものを選びましょう。
イースト自動投入機能
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方の三つ目はイースト自動投入機能の有無になります。
フランスパンコースも
その他のパンコースもこの機能を使えますよ
イースト自動投入機能は、パン生地の状態に合わせて最適のタイミングでホームベーカリーが自動でイーストを投入してくれる機能です。
これによって、パン生地の温度が低い時は早めにイーストを投入して発酵時間を多めにとり、パン生地の温度が高い時は遅めにイーストを投入して発酵時間を短くして、発酵を適切な状態にできます。
そうすることで夏の過発酵や冬の発酵不足になりにくく、美味しいパンを作れるのです。
フランスパンも焼けるホームベーカリーを選ぶときはイーストの自動投入機能が有るものを選びましょう。
低温長時間発酵コース
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方の四つ目は低温長時間発酵コースの有無です。
低温長時間発酵コースは15℃~23℃で1~24時間でじっくりと一次発酵をするコースをいいます。
低温長時間発酵コースって私に必要ですか?
YUKAさんがこだわって抜群に美味しいフランスパンを焼きたいときは低温長時間発酵コースで作る方がより美味しいフランスパンが焼けますよ。
低い温度でじっくりと時間をかけて発酵してその小麦の旨味を引き出すのが、低温長時間発酵コースのメリットです。
フランスパンのように材料が小麦粉と水と塩だけ、というシンプルなパンは小麦の旨味が味を左右します。
低温長時間発酵が終わったらどうすればいいですか?
発酵が終わったら、独立モードでそのまま焼成してもいいですし、ホームベーカリーから取り出してご自身で長いバゲットに成形・二次発酵してオーブンで焼いてもいいですよね。
フランスパンも焼けるホームベーカリーを選ぶときは、低温長時間発酵コースがあるものを選びましょう。
マニュアル機能(独立モード)
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方の五つ目はマニュアル機能の有無です。
マニュアル機能は「こね」「発酵」「焼成」の各工程ごとに自由に時間や温度・速度などを設定できる機能で、それぞれの工程を単独で作動できることからメーカーによっては「独立モード」という言い方もされます。
普通のパンを焼くときは勿論、フランスパンを焼くときも役に立ちますよ。
たとえばどんなふうに設定すればいいんですか?
フランスパンのようなハード系パンの生地はあまりこねないで、低い温度で発酵するとよいのです。
逆にソフト系パンの生地はよくこねて、ハード系より高い温度で発酵するとフワフワします。
発酵温度を夏場は下げて冬場は上げる、という調整も可能です
フランスパンも焼けるホームベーカリーを選ぶときはマニュアル機能(独立モード)があるものを選びましょう。
パンの容量
フランスパンも焼けるホームベーカリーの選び方の六つ目はパンの容量です。
ご家族の人数によって必要なパンの分量は変わってくると思います。
パンの容量と人数の目安は次の通りです。
容量 | 人数 |
0.5斤 | 1人分 |
1~1.5斤 | 2~3人分 |
2斤 | 4~5人分 |
ご家族の人数にあったホームベーカリーを選びましょう。
フランスパンも焼けるホームベーカリーのおすすめ3選
フランスパンも焼けるおすすめのホームベーカリーはつぎの3機種です。
次の3機種ともいずれもフランスパンコースがあります。
フランスパンも焼けるおすすめのホームベーカリーは次の通りです。
パナソニックホームベーカリーSD-MDX4
フランスパンも焼けるおすすめのホームベーカリーの一つ目はパナソニックホームベーカリーSD-MDX4です。
パナソニックホームベーカリーSD-MDX4の特徴は次の通りです。
- ハード生地作りコース:有 → 美味しいフランスパンの生地が簡単にできる
- イースト自動投入機能:有 → 一年中簡単に美味しいパンができる
- 低温長時間発酵機能:無 → こだわりのある人には満足できないかも
- マニュアル機能:有 → こね・発酵・焼成を独立して設定・作動できるので好みのパンを作れる
- パンの容量:1斤
- 価格:おすすめの3機種の中で一番高い
パナソニックホームベーカリーSD-MDX4の最大の特徴はハード生地作りコースで、このコースで作るパンは外皮はバリっとして中身は噛み応えのある美味しいフランスパンになります。
このハード生地作りコースがあるのはパナソニックのホームベーカリーだけですよ。
これなら本格的なフランスパンが私にもできそう
またパナソニックは取扱い説明書でフランスパンコースでは仕込み水を5℃に指定して、また室温30℃以上の時はフランスパンの出来は良くない、と明記しています。
パナソニックがフランスパン作りにも精通している証拠です
低温長時間発酵機能はついていないので小麦の旨味を出したいこだわりのある人にはご満足できないかもしれません。
でもパナソニックのホームベーカリーにはイースト自動投入機能がありますよ。
この機能は普通のパンだけでなく、フランスパンコースやハード生地作りの時にも使えるんです。
これがあるとパン生地の状態に応じて最適なタイミングでイーストを投入してくれるので、一年中簡単にベーカリー並みの美味しいパンを焼けます。
そしてマニュアル機能もあるので、ハード系でもソフト系でもアレンジは自在にできますし、勿論フランスパンコースで食パン型のフランスパンも簡単に作れます。
おすすめの3機種の中で一番お高いホームベーカリーではありますが、難しいフランスパン作りもこれなら簡単です。
パナソニックホームベーカリーSD-MDX4は、次のような方におすすめします
- フランスパンコースでお手軽に食パン型のフランスパンを作りたい方
- 「ハード系生地作りコース」で簡単にハード系のパン生地を作りたい方
- おすすめ3選の中で一番高くてもよいから簡単に一年中ベーカリー並みに美味しいパンを焼きたい方
アイリスコンパクトホームベーカリー IBM-010-C
フランスパンも焼けるおすすめのホームベーカリーの二つ目はアイリスコンパクトホームベーカリーIBM-010-Cです。
アイリスコンパクトホームベーカリーIBM-010-Cの特徴は次の通りです。
- ハード生地作りコース:無 → ご自身でいろいろ調整が必要
- イースト自動投入機能:無 → 夏と冬は手作業で発酵の調整をしなけらばならない
- 低温長時間発酵機能:無 → こだわりのある人には満足できないかも
- マニュアル機能:有 → こね・発酵・焼成を独立して設定・作動できるので好みのパンを作れる
- パンの容量:0.5斤1斤
- 価格:おすすめの3機種の中で一番安い
アイリスコンパクトホームベーカリーIBM-010-Cの最大の特徴は、おすすめの3機種の中で一番お安いのにもかかわらずマニュアル機能も搭載している機能性になります。
これらがあれば好みのパン生地を作れるのでアレンジパン作りが簡単です。
コスパ最高ですね
勿論フランスパンコースがありますから、食パン型のフランスパンが作れます。
ただ低温長時間発酵機能やハード系生地作りコースは無いので、フランスパンの生地をホームベーカリーで作ってバゲットにアレンジしたいときは、ご自身で温度調整をする必要がありパナソニックやMK精工のホームベーカリーに比べるとかなり手間がかかってしまうんです。
アイリスコンパクトホームベーカリーIBM-010-Cは、次のような方におすすめです
- フランスパンコースでお手軽に食パン型のフランスパンを作りたい方
- フランスパン生地をホームベーカリーで作るときはご自身で温度などを調整できる方
- 独立モードやマニュアルモードのあるホームベーカリーをリーズナブルに購入したい方
MK精工ホームベーカリー HBK152
フランスパンも焼けるおすすめのホームベーカリーの三つ目はMK精工ホームベーカリー HBK152です
MK精工ホームベーカリー HBK152の特徴は次の通りです。
- ハード生地作りコース:無 → ご自身でいろいろ調整が必要
- イースト自動投入機能:無 → 夏と冬は手作業で発酵の調整をしなけらばならない
- 低温長時間発酵機能:有 → 小麦の旨味のある抜群に美味しいハード系パンができる
- マニュアル機能(独立モード):有 → こね・発酵・焼成を独立して設定・作動できるので好みのパンを作れる
- パンの容量:1斤1.5斤
- 価格:おすすめの3機種の中で真ん中
MK精工ホームベーカリー HBK152は、低温長時間発酵機能があるので抜群に美味しいハード系パン生地ができます。
この機能があるのはMK精工だけです
フランスパンの材料は非常にシンプルで小麦粉と水、塩とイーストだけでなので、小麦粉の旨味が味の良しあしを決め、この旨味を引き出すのが低温長時間発酵です。
低温長時間発酵はフランスパンだけに使うんですか?
すべてのパンに使えますが、どちらかというとハード系の方がその威力は発揮できますね。
MK精工ホームベーカリー HBK152には、勿論フランスパンコースもありますから食パン型のフランスパンは簡単に焼けます。
また、マニュアル機能(独立モード)も搭載しているので、様々なアレンジが可能です。
パンの容量は最大1.5斤まで焼けるので1斤では足りないというご家族にはありがたいですね。
MK精工ホームベーカリー HBK152は、次のような方におすすめです
- フランスパンコースでお手軽に食パン型のフランスパンを作りたい方
- 低温長時間発酵で抜群に美味しいパンを作りたい方
- 1.5斤の食パンを焼きたい方
食パン型のフランスパンやバゲットも焼けるホームベーカリー
フランスパンも作れるホームベカリーをご紹介してきました。
おすすめ3機種のフランスパン作りに関する主要な機能を比較すると次の通りです。
パナソニックSD-MDX4 | アイリスIBM-010-C | MK精工 HBK152 | |
フランスパンコース | 〇 | 〇 | 〇 |
ハード生地作りコース | 〇 | × | × |
イースト自動投入 | 〇 | × | × |
低温長時間発酵 | × | × | 〇 |
マニュアル機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
パン容量 | 1斤 | 0.5斤1斤 | 1斤1.5斤 |
私のイチオシはパナソニックSD-MDX4です。
このホームベーカリーにはハード系生地作りコースがあって、ハード系のパンに最適な生地が一次発酵まで自動で作れます。
なので一次発酵までホームベーカリーに任せて後はホームベーカリーから出して成形と二次発酵をすればバゲットのようなパンも簡単に焼けるのです。
私にも作れそう!
そのほかに、イーストの自動投入機能・マニュアル機能もあって一年中美味しいパンを簡単に作れるのです。
パナソニックSD-MDX4はこれだけの機能がそろっているのでおすすめ3選の中でお値段は一番お高くなります。
でも、ホームベーカリーの中では一番美味しいフランスパンを作れるのでイチオシです。
フランスパンにこだわりたい方はパナソニックSD-MDX4一択です
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