こちらは全粒粉パンも作れるホームベーカリーについてお伝えする記事です。
全粒粉パンは普通のパンと違って小麦の外皮や胚芽などが入っているので発酵しずらく、普通の小麦粉のパンと同じに焼いたのではあまり膨らまないパンになってしまいます。
普通のホームベーカリーで全粒粉パンは焼けないんですか?
普通のホームベーカリーで焼けないこともないのですが、ホームベーカリーの中には、全粒粉パンコースを設けて発酵時間を長めにとって美味しい全粒粉パンを焼けるものがあるんです。
そこでパン作り歴27年、自宅でパン教室を開講して17年の私が全粒粉パンも作れるホームベーカリーをご紹介しますね。
全粒粉パンも作れるホームベーカリーの私のイチオシはパナソニックホームベーカリーSD-MT4になります。
こちらのホームベーカリーには全粒粉パンコースがあって、簡単に美味しい全粒粉パンを焼けるんです。
そしてイーストの自動投入機能と具材投入機能も搭載しています。
それによって、最適なタイミングで機械が自動でイーストやレーズン・くるみなどの具材を投入してくれるんです。
全粒粉パンを作るためには必要な機能が過不足なく揃っているパナソニックホームベーカリーSD-MT4がイチオシになります。
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全粒粉パンも作れるホームベーカリーの選び方
全粒粉パンも焼けるホームベーカリーの選び方は次の6項目です。
全粒粉パンも焼けるホームベーカリーの選び方は次の通りになります。
全粒粉パンコースの有無
全粒粉パンも作れるホームベーカリーの選び方の一つ目は全粒粉パンコースの有無です。
全粒粉パンコースは、発酵時間が普通のパンより長く、パンの焼き上がりまで5時間近く(通常は約4時間)かかるコースになります。
全粒粉と普通の小麦粉はどう違うんですか
全粒粉には普通の小麦粉には入っていない小麦の外皮や胚芽が入っているので、なかなか滑らかなパン生地になりません。
手ごねで作るとかなりベタベタして扱いにくいです
また全粒粉パンは、普通のパンほどには発酵しないのでずっしりと重い感じがします。
でもホームベーカリーの全粒粉パンコースで作ると発酵に時間をかけるので、美味しい全粒粉パンが焼けるんです。
全粒粉パンも作れるホームベーカリーを選ぶときは全粒粉パンコースがあるものを選びましょう。
イースト自動投入機能の有無
全粒粉パンも作れるホームベーカリーの選び方の二つ目はイースト自動投入機能の有無です。
イースト自動投入機能は、ホームベーカリーが最適なタイミングでイーストを投入してくれる機能になります。
例えば夏にパン生地の温度が高い時は遅めにイーストを投入して過発酵になるのを防ぎ、冬にパン生地の温度が低い時は早めにイーストを投入して発酵時間を長く確保して発酵不足にならないようにしているのです。
その結果、一年中美味しいパンを簡単に焼けます。
全粒粉パンを作るときもイーストは自動で入りますか?
普通のパン作りも全粒粉パン作りもイースト自動投入機能は使えますよ。
全粒粉パンも作れるホームベーカリーを選ぶときは、イースト自動投入機能が有るものを選びましょう。
具材投入機能の有無
全粒粉パンも作れるホームベーカリーの選び方の三つ目は具材投入機能の有無です。
具材投入機能は、レーズンやナッツなどの具材をあらかじめセットしておけば、ホームベーカリーが最適なタイミングで具材を投入してくれる機能になります。
具材を入れるのが早すぎるとパンはあまり膨らまなくなりますし、逆に遅すぎるとパン生地に具材が均等に混ざりません。
なので具材は投入するタイミングが大事なんです。
全粒粉パンの時も具材投入機能は使えますか?
普通のパンの時は勿論、全粒粉パンを作るコースでも具材投入機能は使えるのです。
全粒粉パンにはレーズンやナッツを入れるととっても美味しくなりますよね。
全粒粉パンも作れるホームベーカリーを選ぶときは、具材投入機能が有るものを選びましょう。
マニュアル機能の有無
全粒粉パンも作れるホームベーカリーの選び方の四つ目はマニュアル機能の有無です。
マニュアル機能は、こね・発酵・焼成の各工程で温度や時間を自在に設定できる機能になります。
たとえばこね時間の調整では、よくこねるとフワフワのパンになりますし、あまりこねないとハードなパンになります。
また発酵の温度調整は、ソフト系パンは高めに設定してハード系パンは低めに設定すると美味しいパンが焼けるのです。
そして焼成温度を低くすれば白焼きパンのように柔らかくなりますし、高くすればカリッとハード系向きになります。
好みのパンを自在に焼けるようになるんです
マニュアル機能は全粒粉パンコースと併用はできません。
でも全粒粉パン作りに慣れたら、マニュアル機能でこだわりの全粒粉のパンを自在に作れる日もくるでしょう。
全粒粉パンも作れるホームベーカリーを選ぶときは、マニュアル機能が有るものはよりよいですね。
低温長時間発酵機能の有無
全粒粉パンも作れるホームベーカリーの選び方の五つ目は低温長時間発酵機能の有無です。
低温長時間発酵機能はイーストの量を減らして低温で長時間発酵させる機能で、これによってイースト臭がなくなり、小麦粉の旨味が増幅して美味しいパンになります。
こだわりのある方に最適です
天然酵母パンのときにその威力が発揮されますが、普通のパンや全粒粉パンの作りの時も同じように使えるのです。
小麦粉の旨味にこだわって美味しいパンを焼きたい方が、全粒粉パンも作れるホームベーカリーを選ぶときは、低温長時間発酵機能が有るものを選びましょう。
パンの容量
全粒粉パンも作れるホームベーカリーの選び方の六つ目はパンの容量です。
パンの容量によって賄えれる家族の人数の目安があります。
ただ、ホームベーカリーによっては、全粒粉のパンは上限の容量が別途決まっている場合がありますので、確認してくださいね。
容量 | 人数の目安 |
0.5斤 | 1人分 |
1~1.5斤 | 2~3人分 |
2斤 | 4~5人分 |
ご家族の人数にふさわしい容量のホームベーカリーを選びましょう。
全粒粉パンも作れるホームベーカリーのおすすめ3選
全粒粉パンも作れるおすすめのホームベーカリーは次の3機種です。
これら3機種にはすべて「全粒粉パンコース」があります。
パナソニックホームベーカリーSD-MT4
全粒粉パンも作れるホームベーカリーのおすすめの一つ目はパナソニックホームベーカリーSD-MT4です。
パナソニックホームベーカリーSD-MT4の特徴は次の通りになります。
- 全粒粉パンコース:有→全粒粉パンを作れる
- イースト自動投入機能:有→一年中簡単にベーカリーのように美味しいパンを作れる
- 具材投入機能:有→レーズンパンなど具入りのパンも美味しくできる
- マニュアル機能:無→各工程の温度・時間の調整はできない
- 低温長時間発酵機能:無→小麦の旨味まではこだわれない
- パンの容量:1斤
- 価格:おすすめ3選の中で一番高い
パナソニックホームベーカリーSD-MT4の最大の特徴は、全粒粉パンコースでもイースト自動投入機能と具材投入機能が使える利便性です。
全粒粉パンは普通の強力粉に比べて小麦の外皮と胚芽が入る分膨らみにくいパンで、発酵時間を多めに取る必要があります。
イーストの投入のタイミングでも発酵時間は変わるんですよ
なのでイーストを自動で最適なタイミングに投入してくれるパナソニックは全粒粉パン作りに適しています。
また全粒粉パンはレーズンやクルミなどを入れて作るのが定番で、これらの具材もホームベーカリーが自動で最適なタイミングに投入してくれたら大変楽ですよね。
この2つの機能が揃っているのでおすすめ3選のなかで一番お高くはなります。
でもとても簡単に美味しいパンが作れるので納得です。
わたしにはマニュアル機能よりそっちの方が嬉しいかも
またパナソニックは全粒粉の配合が30%未満の場合は「食パンコース」で焼くようにとか、粗びきの全粒粉(グラハム粉)を使うときは水に一晩漬けて吸水させてからつかうように等、全粒粉パンのレシピを詳しく指示しています。
一見するとめんどくさそうですが、これは全粒粉の特徴をパナソニックが熟知してる表れでもあります。
よって、全粒粉のパンも普通のパンもベーカリー並みに美味しく焼きたい方にはパナソニックホームベーカリーSD-MT-4をおすすめします。
MK精工ホームベーカリーHBK-152
全粒粉パンも作れるホームベーカリーのおすすめの二つ目はMK精工ホームベーカリーHBK-152です。
MK精工ホームベーカリーHBK-152の特徴は次の通りになります
- 全粒粉パンコース:有→全粒粉パンを作れる
- イースト自動投入機能:無→最適な投入のタイミングを自分で判断しないといけない
- 具材投入機能:無→最適な投入のタイミングを自分で判断しないといけない
- マニュアル機能:有→各工程の温度・時間を自在に設定して好みのパンを焼ける
- 低温長時間発酵機能:有→小麦の旨味を引き出すこだわりに発酵ができる
- パンの容量:1.5斤
- 価格:おすすめ3選の中で真ん中
MK精工ホームベーカリーHBK-152の最大の特徴は、マニュアル機能と低温長時間発酵機能になります。
マニュアル機能はこね・発酵・焼成の各コースで温度や時間を自在に設定できる機能で、それらを調整して好みのパンを焼けるのです。
一般的にマニュアル機能でこねの工程・発酵の工程・焼成の工程をコントールすればソフト系・ハード系を焼き分けられます。
また低温長時間発酵機能は、イーストの量を減らして低温で長時間発酵させ小麦粉の旨味を最大限に引き出しながらパンを作る発酵機能です。
いろいろ、こだわってますね
この2つの機能は全粒粉パンコースと併用はできません。
でも、全粒粉の特性を理解すればこれら2つの機能で、こだわりの全粒粉パンを焼くのは可能ですよ。
よってパン作りに慣れている方で、相当手間がかかっても全粒粉パンも普通のパンも小麦の美味しさにこだわって焼きたい方にはMK精工ホームベーカリーHBK-152がおすすめです。
シロカホームベーカリーSHB-712
全粒粉パンも作れるホームベーカリーのおすすめの三つ目はシロカホームベーカリーSHB-712です。
シロカホームベーカリーSHB-712の主な特徴は次の通りです。
- 全粒粉パンコース:有→全粒粉パンを作れる
- イースト自動投入機能:無→最適な投入のタイミングを自分で判断しないといけない
- 具材投入機能:無→最適な投入のタイミングを自分で判断しないといけない
- マニュアル機能:無→各工程で温度・時間の調整はできない
- 低温長時間発酵機能:無→小麦の旨味まではこだわれない
- パンの容量:2斤
- 価格:おすすめ3選の中で一番安い
シロカSHB-712の最大の特徴は、2斤の食パンを焼ける大容量とおすすめ3選の中で一番お安いリーズナブルな価格です。
普通の食パンは最大2斤、全粒粉パンは最大1.5斤です
普通の食パンは2斤分を焼けるので、大家族や食べ盛りのお子様がいらっしゃるご家庭には嬉しい容量になります。
よって2斤の食パンが焼けて全粒粉パンが作れるホームベーカリーをリーズナブルな価格で欲しい方にはシロカSHB-712がおすすめです。
全粒粉パンにも詳しいパナソニック
全粒粉パンが作れるホームベーカリーをご紹介いたしました。
私のイチオシはパナソニックのホームベーカリーSD-MT4です。
こちらのホームベーカリーには全粒粉パンコースがあります。
またイースト自動投入機能と具材投入機能があり、これらの機能は全粒粉パンコースと併用できるのです。
マニュアル機能は有りませんが、全粒粉パンを作るにあたって欲しい機能が過不足なくついてるホームベーカリーになりますので、イチオシになります。
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