パン作りの計りの選び方とおすすめ|講師愛用品のスケールもご紹介

この記事ではパン作り初心者の方に、パン作りに使う計り選び方やおすすめのスケールについてお伝えします。

そしてパン教室主宰の講師の私が今まで何種類もの計りを使った経験から最終的に選んで今も実際に使っている私の愛用品の計りもご紹介しましょう。

YUKAさん
YUKAさん

私の計りは1gの塩を計っても毎回違う気がします・・・

巷にはいろいろな種類のキッチンスケールがあって、実は計りによってはあまり正確に計れないものもあるんです。

パン作り歴27年パン教室を主宰して17年の講師の私がパン作り初心者の方のために計りの選び方とおすすめ、そして合わせて私の愛用品もお伝えしましょう。

私のイチオシ

私のイチオシはタニタ洗えるクッキングスケールKW-220です。

パン作り初心者の方でも、この計りを使えば正確な計量を簡単にできます。

このスケールの最小計量単位は0.1gなので、パンの出来を大きく左右するイーストと塩を正確に計量できるのです。

最大計量単位は2㎏で一般家庭のパン作りには十分でしょう。

そしてこのスケールは丸洗いできますから、清潔に使い続けられますよ。

計りは10年以上は使えるので、道具を大切に長く使いたいと思われる方にはこちらがおすすめです。

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目次

パン作り初心者のためのスケールの選び方

パン作り初心者の方のスケールの選び方は次の5通りがあります。

パン作り初心者の方のスケールの選び方は次の通りです。

最小計量単位

パン作り初心者の方のスケールの選び方の一つ目は最小計量単位です。

最小計量単位は、その計りで一番少なく計れる分量で具体的には1g、0.1g、0.01gがあります。

パン作りのためには最小計量単位0.1gのスケールがおすすめです。

YUKAさん
YUKAさん

0.1gって細かくないですか!?

パン作りの計量では例えば小麦粉200gに対してイーストは2g、塩は4gなど極少量の重さを計る必要があります。

たとえば2gを計るとき最小計量単位が1gのスケールだと、実は1.5gだったりまたは2.5gだったりして誤差が大きくなり計量が安定しません。

その結果味や膨らみにばらつきが出てしまうのです。

でも最小計量単位が0.1gの計りでしたら初心者の方でも簡単に安定した計量ができます

そして毎回味や膨らみが安定したパンが焼けるようになるのです。

0.01gまで合わせなくても大丈夫よ

まりな先生
まりな先生

私は、実は以前0.01gまで計量できる計りを使っていた時期もあります。

0.01gまで合わせなくても大丈夫、と思いつつ表示されると気になって0.01gまで合わせたくなってくるのです。

例えば2.3g計量すべきところ2.35gと表示されると気になって2.30gまで調整したくなりそれはそれで煩わしく感じました。

0.01gまで計量できる計りはお値段も高くなりますのでコスト的にも作業的にもパン作りには、最小計量単位が0.1gのものを強くおすすめします。

最大計量単位

パン作り初心者の方のスケールの選び方の二つ目は最大計量単位です。

最大計量単位はその計りで一番多く計れる分量で家庭用の計りでは主に1㎏、2㎏、3㎏があります。

おすすめの最大計量単位は2㎏です。

計量する道具にガラスのボウルをお使いの方もいらっしゃると思います。

ガラスのボウルは800g くらいはあるので粉を入れたらあっという間に1㎏を超えてしまうのです。

一般家庭でしたら2㎏でほぼOKです

まりな先生
まりな先生

パン作り初心者の方には、最大計量単位が2kgのものをおすすめします。

風袋引き機能

パン作り初心者の方のスケールの選び方の三つ目として風袋引き機能があります。

YUKAさん
YUKAさん

風袋引き機能って何ですか?

風袋とは計りを使うときの容器をいい、風袋引きとはその容器の重さを除いて材料だけの重量を計るときに使う機能です。

おすすめは風袋引き機能があるスケールになります。

パンの材料は粉や水分など容器を使わないと計れないものがほとんどなので風袋引きできる方が便利です。

また風袋引き機能があると一つのボウルに材料をどんどん足しながら計量できます。

容器をスケールに乗せ「ゼロ」とか「TARE」というボタンを押して数値を0にして材料を足していけばよいのです。

パン作り初心者の方には、風袋引き機能があるのものをおすすめします。

サイズ

パン作り初心者の方のスケールの選び方の四つ目はサイズです。

収納のことを考えるとよりコンパクトな方が良いのですが、小さければ小さいほど良いかというとそうでもありません。

計りの上に容器を置いて計量する時に、計りが小さすぎるとg表示が容器に隠れて見えなくなってしまうのです。

またパンを分割する時にも計りを使うのですが、この分割時に計りが小さすぎるとパン生地が計りに乗らなくなってしまいます。

スケールの大きさは適度なものを選びましょう。

ちなみに私が使っている計りの大きさは19㎝×15cm くらいでちょうどよいです

まりな先生
まりな先生

パン作り初心者の方には程度な大きさ(20㎝×15㎝くらい)の計りをおすすめします。

ウオッシャブル機能

パン作り初心者の方のスケールの選び方の四つ目としてウオッシャブル機能があります。

YUKAさん
YUKAさん

キッチンスケールって洗えるんですか!?

スケールは丸ごと洗えるもの、上皿だけ洗えるもの、洗えないものがありますよ。

初心者の方におすすめのスケールは丸ごと洗えるものです。

現在洗えるスケールを作っているメーカーは「タニタ」一社になります。

「タニタ」は計測器の大手メーカーで信頼できますね

まりな先生
まりな先生

丸洗いできるタイプは防水にも防塵にもなっているので、水や粉をスケールの上にこぼした時も安心です。

ただ、丸洗いできるものはお高くなりますからご予算によっては取り外した上皿だけを洗うタイプでもよいのではないでしょうか。

パン作り初心者の方にはウオッシャブル機能がある計りがおすすめです。

パン作り初心者のためのおすすめのスケール

パン作り初心者の方のためにおすすめの計りは次の3機種です。

上記3つの計りにすべて共通しているのは次の3つの機能です。

  1. 最小計量単位0.1g:初心者の方も毎回安定した計量ができ失敗が少なくなる
  2. 最大計量単位2kg以上:一般家庭なら十分な量のパン作りができる
  3. 風袋引き機能有:材料を次々足しながら計量できる

上記3つの条件を全部クリアしたパン作り初心者の方におすすめの計りは次の3機種です。

タニタ洗えるクッキングスケールKW-220

パン作り初心者のためのおすすめのスケール一つ目はタニタデジタルクッキングスケールKW-220です。

タニタデジタルクッキングスケールKW-220の特徴は次の通りです。

  1. 最小計量単位:0.1g  微量モード0.1g(0~200g) 0.5g(200~1000g)1g(1000g~2000g)
  2. 最大計量単位:2kg
  3. サイズ:幅143㎜×高さ39㎜×奥行216㎜
  4. ウオッシャブル機能:防水仕様で丸洗い可能

「タニタ洗えるクッキングスケールKW-220」は防水防塵仕様で計りを丸洗いできるのでいつも清潔に保てます。

大きさもコンパクトなので収納も楽ですし、使いにくいほど小さくもありません。

YUKAさん
YUKAさん

高性能なので3つのなかで一番お高いですね

計りは10年以上は使えますから、後悔のないようにどうせなら良いものを揃えておきたいということでしたらこちらのKW-220一択になります。

でも正直なところ、次にご紹介するタニタデジタルクッキングスケールKD-321とどちらをイチオシにするか、かなり迷いました。

小麦粉が舞ったり水を使うキッチンでは防塵防水加工が施されているのがベストなので、金額は若干お高くなりますがこちらをイチオシにしました。

このKW-220は、0.1g単位でイーストや塩を計りたい、そして計りを丸洗いしていつも清潔に使いたい人におすすめします。

もし同じ性能で最大3㎏まで計りたい方は、タニタKW-320をご覧ください↓

タニタ デジタルクッキングスケールKD-321

パン作り初心者のためのおすすめのスケール二つ目はタニタデジタルクッキングスケールKD-321になります。

この計りは私の愛用品です

まりな先生
まりな先生

タニタデジタルクッキングスケールKD-321のスペックは次の通りになります。

  1. 最小計量単位:0.1g  微量モード0.1g(0~300g) 0.5g(300~1500g)1g(1500g~3000g)
  2. 最大計量単位:3kg
  3. サイズ:幅143㎜×高さ39㎜×奥行216㎜
  4. ウオッシャブル機能: 丸洗い不可。ステンレスの上皿を取り外して洗える

「タニタデジタルクッキングスケールKD-321」は、最小0.1gから最大3kg まで計れて、計りの上皿(ステンレス製)を取り外して洗えるのです。

大きさもコンパクトで、でも計りにくいほど小さくはありません。

YUKAさん
YUKAさん

お値段はおすすめ3選の中で真ん中ですね

私はパン教室を主宰しているので、3kgまで計量が必要な場合もあり、購入は1台ではなく生徒さんの人数分揃える必要があるのでコストがかかります。

KD-321は防水防塵仕様にはなっていませんがその分KW-220よりお値段が若干安くなっているのです。

私は教室でこの計りを使っています

まりな先生
まりな先生

KD-321は丸洗いはできませんが上皿は気軽に毎回洗いますし、計り本体はアルコールスプレーで消毒をするので清潔に保てます。

上皿がステンレス製で丈夫なのでそ~っと扱わなくてはという配慮も不要なので、計りを丸洗いするより扱いがずっと楽だと、気に入っているんです。

ただ上皿が外れるため分割のときにパン生地を置くとそれを持ち上げる時にパン生地によっては、くっついて上皿まで持ち上がってしまうのが難点と言えます。

この「KD-321」は、最小単位0.1g から最大3㎏までを計れて、丸洗いはできなくても計りの上皿を取り外して洗えるスケールを値段をおさえて購入したい人におすすめです。

Latuna コンパクトキッチンスケール 0.1g単位

パン作り初心者のためのおすすめのスケール三つ目はLatuna コンパクトキッチンスケール 0.1g単位です。

Latuna コンパクトキッチンスケール 0.1g単位のスペックは次の通りです。

  1. 最小計量単位:0.1g
  2. 最大計量単位:3kg
  3. サイズ:幅106㎜×高さ19㎜×奥行127㎜
  4. ウオッシャブル機能: 丸洗い不可

この「Latuna コンパクトキッチンスケール 0.1g単位」の最大の魅力はとにかくお安いことです。

おまけに最大計量単位が3㎏あります。

YUKAさん
YUKAさん

おすすめ3つのなかで一番お安いですね

サイズが約13㎝×11cmですから非常にコンパクトで収納の場所を取りませんが、大きいボウルを乗せるとg表示が見えにくいかもしれません。

また丸洗いはできませんし上皿を取り外して洗うことでもできないのです。

機種によって最小単位が0.5g、0.01g、
最大単位が5kgのものもあるので間違えないでくださいね

まりな先生
まりな先生

「Latuna コンパクトキッチンスケール 0.1g単位」は最小計量単位0.1gでとにかくお安いものが欲しい、小さいものが欲しいという方におおすすめです。

パン作り初心者におすすめのスケール

パン作り初心者の方におすすめのスケールの選び方やおすすめをご紹介しました。

わたくしのイチオシはタニタ洗えるクッキングスケールKW-220です。

この計りは最小計量単位が0.1gなので初心者の方でも正確な計量を簡単にでき美味しいパンを焼けます。

そして計りが汚れたら丸洗いできるのです。

機能面からみるとこの計りが一番優れています。

まりな先生
まりな先生

計りは10年以上使えるので一番良いものが欲しいと思われる方も、またとにかくお安いものがいいという方もいらっしゃるでしょう。

ご自身にピッタリな計りを選んでくださいね。

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